七走一坐**肺がんとの共存生活**

わたしは、31歳の時に肺がんステージⅣbを宣告されました。今同じ悩みを抱えている方がいたら少しでも救ってあげたい。そんな想いからブログを書くことにしてみました。

入院生活について

こんにちは。

 

今日は入院中の出来事について

書いておこうと思います。

 

前回、東京で入院した際は

周りが寝たきりの方が多かった為

あまり接することはありませんでしたが

今回は割と元気な方と同室だった為、

談話したりすることがよくありました。

(もちろん抗がん剤治療中なので、凄い元気という訳ではないです。)

 

その中でのお話を少し書きたいと思います。

 

 

入院したお部屋は4人部屋です。

 

北海道の夏がようやく始まった日に

わたしは入院しました。

 

なので、クーラーのない病院は

とても暑苦しかったです。

 

この部屋に入院してる人は全員

肺がん患者です。

 

でもそれぞれステージも違い

それに沿った治療を受けていました。

 

 

他の患者さんが、わたしも肺がんと知った時

とっても悲しい顔をしました。

 

目に涙を浮かべる方もいました。

 

それ程他人には悲痛な現実なんだと

改めて思い知らされました。

 

 

娘がお婆ちゃんとお見舞いに来てくれていたので、余計に胸が締め付けられたのだろうと思います。

 

 

「転移は…してないよね?」

 

 

そう言われて、わたしは答えるのを躊躇いました。

 

でも長い沈黙がその答えのようなもので、

静かに首を横に振りました。

 

 

「大変だったね。」

「若いのに…偉いよ。」

「頑張ったね。」

「強いね。」

「しっかりしてるね。」

「辛かったろうね。」

 

 

お婆ちゃんたちはたくさんの

優しい言葉をかけてくれた。

 

本当に暖かい言葉。

 

 

わたしが病気になってから

1度も声として聞いた事のない言葉。

 

 

これが同じ病気の人たちの声なのか…と

強く心に響いた。

 

 

 

 

 

 

ここのお婆ちゃんたち。

とってもひょうきんな方達なんです。

 

独り言は大きいし。

 

テレビに向かって大笑いするし。

 

イヤホン外れてるのに気付かないで

「なあんか聞こえねえなあ」

とか言っちゃうし。

 

そして「あー外れてたか。めんどくせえな」

と言い、外して普通にテレビ見ちゃうし。

 

スリッパ片方踏んづけたまま

履けてないのに歩いちゃうし。

 

オナラしちゃって

「あっ」とか言いながら慌てて

謎にお尻叩きまくっちゃうし。

 

 

すごく賑やかな入院生活でした。

 

 

「がんなんて風邪に毛生えたようなもんだ」

と言ってたおばさまの言葉も忘れません。

 

 

 

退院が決まった時は一緒に喜んでくれて

嬉しかった。

 

「窓開け係がいなくなると寂しいな」

とか言ったりするから、退院するのが

本当に寂しくなっちゃったよ。

 

 

 

またどこかで会えるかもしれないし

 

会えたらまたお話したいな。

 

 

 

 

そして、退院時旦那はやっぱり迎えに来ませんでした。

 

 

周りは冷たい。

 

 

 

どうしてなんだろう。

 

 

 

 

優しくなりたい。